★山元桜月 日本画「明けゆく富嶽」★

商品詳細

■作家・作品詳細


山元 桜月（やまもと おうげつ)
 1889年～1985年
 日本画家。

 画壇・画商との交流を断ち、富士山を描き続ける。
 桜月が描く富士山の絵について、横山大観は「富士の真の姿を描いて
 行くのは桜月君が最もふさわしい画家」と評す、

略歴
 1889年 滋賀県滋賀郡膳所町（現滋賀県大津市）生まれ
     母、庄子の末弟は近代京都画壇を代表する画家の一人、
     山元春挙。叔父である春挙は幼い桜月の画才を見抜く、
 1900年 桜月の入門を許し春汀の名を与え、以降厳しく実写の道を教える。
 1914年 桜月は才能を遺憾なく発揮し、第8回文展において『奔流』が初入選、
     以降文展・その後の帝展に連続入選を果たす、
 1928年 帝展で推薦（無鑑査）と順調に地位を固めていく。
 1933年 師であり叔父でもある春挙が亡くなる、
 1935年 名を春汀から桜月に改める、
     帝展を退会し画壇から一歩身を引くと共に画商とのつき合いも断つ。
     桜月が描く対象も一般風景から山岳画へと変わる、
 1939年 改組文展に『早春の芙蓉峰』を出品、以降富士山を描き続ける、
 1940年 山梨県の山中湖村に移住、富士山の観察とスケッチに没頭する。
 1955年 東京で開かれた桜月個展において川合玉堂は、
     多くの期待を持って個展を楽しんだと伝えられる。
     
 1985年 逝去。



★作品タイトル「明けゆく富嶽」

 横山大観も認めた富士を描き続けた作家の黎明時の富士の作品。
 雲海から突き出た山頂には陽光に照らされ薄紅色に染まる
 見事な作品です。
 

 桜月は自著『神韻』の中で富士山を描くことに対して
「芙蓉峰と雲の調和は他の高山に比類なき美の極地」、
「先変万化の景観は、宇宙の無限大と等しく意義を示す世界無比の神秘」
 と称し、また後年「富士山を見ていたらその崇高な姿に魅入られ、
 誰も戦争など思い寄らないだろう。
 そして心から平和のためには力を合わすようになる。」
 との信念から、富士を描いた作品を世界の指導者に対して
 数多く寄贈した。


☆本作品は真作を保証致します。
 万が一、真作でない場合は返品、返金を申し受け致します。
 その場合、その根拠となる書面を添付頂きます。
 存命作家の場合は作家本人より、
 物故作家の場合は遺族、所定鑑定人より発行のものと致します。


■サイズ・コンディション、その他


 サイズ

  作品 33cm×24cm 4号
  額縁 49cm×40cm


 コンディション

  作品は僅かに薄シミ有りますが概ね良好な状態です。
  額縁は小傷スレ有りますが概ね綺麗な状態です。


 その他

  作品面に作家直筆サイン、印譜有り
  別途共シール有り
  かぶせ箱有り
  
  
  見出し掲載欄の「商品の状態」は、作品の評価としますので、  額縁の状態は別途コンディションにて参照下さい。
  基本的に額縁は無価値とお考え願います。
  尚、額縁や作品の主観による評価の双方の差異はご容赦願います。


☆☆真作と模写の表記☆☆

【真作】
 真作保証できる作品を真作と表記致します。
 作者自身、又は著作権者等で作成した
 リトグラフ、木版画などの版画作品も対象です。
【模写】
 真贋の判断ができない場合、又は作者不詳の作品は 
 模写と表記致します。


 上記何れにも該当しない場合、真作と模写の表記は致しません。
 (複製画、オフセット、ポスターなど)


 尚、万が一、真作でない場合は返品、返金を申し受け致します。
 その場合、その根拠となる書面を添付頂きます。
 存命作家の場合は作家本人より、
 物故作家の場合は遺族、所定鑑定人より発行のものと致します。


☆☆額装取付け(シートのみの出品分など)、取替え(現状額縁の交換)☆☆

 全ての出品作品に於いてご相談致します。
 お気軽にお尋ね下さい。


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