管理番号 | 新品 :86112038 | 発売日 | 2024/04/28 | 定価 | 10,000円 | 型番 | 86112038 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カテゴリ |
日
辺塚蘭(ヘツカラン)はラン科シュンラン属の多年草である。
鹿児島県から沖縄県にかけて分布し、常緑樹林内の樹上に生える着生蘭である。
海外では、台湾、日本、フィリピン、ベトナム、インドネシア、マレーシア、ヒマラヤ、インドなどにも分布する。
台湾からインドにかけて分布する寒鳳蘭(カンポウラン)の変種で、やや小形ある。
和名の由来は、鹿児島県肝属郡佐多町辺塚で発見されたことからきている。
しかし、自生地では愛好家による乱獲によって絶滅環境省のレッドデータリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は30~40センチくらいである。
線形の葉が5~6枚出て、緩やかに反り返る。
葉は革質で艶がある。
開花時期は10~12月である。
花茎が弓状に下垂する。
3枚の萼片と花弁のうち2枚は白く、中央に紅紫色の筋が入る。
もう1枚の花弁を唇弁という。
唇弁は黄白色で、浅く3つに裂ける。
2枚の側裂片には赤紫色の筋が数本入る。
真ん中の裂片には幅の広い赤紫色の縁取りが入る。
花径は4~5センチである